昨日7月26日、アイワホーム本社前が、いつもの日曜日とはまったく違う光景になりました。
大きなだんじりが本社前に停まり、威勢のいい掛け声が響く。
そして、
「打ちまーしょ」
パン、パン。
「もひとつせ」
パン、パン。
「祝うて三度」
パパン、パン。
大阪締めです。
昨日開催された「第5回 吹田だんじり祭」で、曳行ルート上にあるアイワホーム本社前に、各町のだんじりが立ち寄ってくださいました。
西奥町、六地蔵、神境町、都呂須、浜の堂。
5町の皆さんが、それぞれ本社前で大阪締めをしてくださいました。
冒頭の写真は、そのときの西奥町の皆さんです。
普段は車や自転車が行き交い、お客様をお迎えしているアイワホーム前。そこに大きなだんじりが停まり、大勢の皆さんと一緒に大阪締めをする。吹田で長く仕事をさせてもらっている会社として、本当にありがたく、うれしい時間でした。
この記事でお伝えしたいこと
- 2026年7月26日(日)開催「第5回 吹田だんじり祭」特別協賛への想い
- アイワホーム本社前で響いた5町(西奥町・六地蔵・神境町・都呂須・浜の堂)の大阪締め
- 江戸時代(天保・嘉永年間)から現役で動く「吹田市指定有形民俗文化財」7基の地車史
- ルートの都合で前を通らなかった川面町を含む、吹田のだんじり文化全体への敬意
- 伝統行事と街の歴史から考える、アイワホームの「地域密着」の真定義
第5回「吹田だんじり祭」がJR吹田駅周辺で開催
2026年7月26日(日)、JR吹田駅周辺で第5回「吹田だんじり祭」が開催されました。
吹田市の案内では、開催時間は16時30分から19時30分、会場は旭通商店街周辺。前日の25日からは「吹田さんくす夏まつり」も開催され、JR吹田駅南側の街が夏祭りの雰囲気に包まれました。
アイワホームも今年、吹田だんじり祭に特別協賛という形で応援させていただきました。開催案内にも特別協賛として掲載していただいています。
ただ、今回改めて調べてみると、吹田の「だんじり」は、単なる夏祭りの催し物ではありませんでした。
吹田には江戸時代から残る7基の「地車」がある
吹田には現在、
西奥町・都呂須・六地蔵・神境町・浜の堂・川面町・金田町
の7基の地車が残されています。
しかも7基すべてが、1998年9月30日に吹田市指定有形民俗文化財に指定されています。吹田市によると、これらは主に江戸時代後期から幕末にかけて建造された地車です。
吹田歴史文化まちづくりセンター「浜屋敷」によると、建造年代や製作した大工、彫師の名が分かる棟札や墨書が残り、建造当時の姿や部材も多く残されていることが高く評価されています。さらに、江戸時代につくられた地車が、現在も曳行できる状態で残っていること自体、大阪府内でも珍しいそうです。
昨日、会社の前で私たちが見ていたのは、歴史資料として保存されているもののレプリカではありません。約200年前から地域で守り継がれてきた本物の地車が、今も吹田の街を動いているのです。そう考えると、見え方が少し変わります。
写真の西奥町地車は天保年間ごろの製作
今回、弊社前で撮影した写真に写っている西奥町地車も非常に歴史のあるものです。
製作年を確定できる資料は残っていませんが、天保年間ごろの建造と考えられています。天保年間は1830年から1844年。さらに調査では、一部に天保期より古い材が使われていることも分かっており、古い地車の姿を知るうえでも貴重な存在です。
彫師として名前が残るのは小松源蔵。松竹梅や鶴亀、牡丹、唐獅子、龍など、細部には当時の高い工芸技術を見ることができます。
何気なく「だんじりが来た!」と見ていましたが、このだんじりがつくられたころ、当然JR吹田駅もありません。街の姿も、建物も、道路も、今とはまったく違ったはずです。その時代につくられたものを地域の人たちが代々守り、2026年の今も皆で綱を曳いている。これはなかなかすごいことだと思います。
アイワホームの前には5町。川面町も同じ吹田のだんじり仲間です
昨日、アイワホーム前に立ち寄ってくださったのは、
西奥町、六地蔵、神境町、都呂須、浜の堂
の5町でした。
各町のだんじりが次々とやってきて、そのたびに会社の前で大阪締め。本当にありがとうございました。
そして、ここでもう一町。川面町のだんじりがあります。
川面町は今回の曳行ルートの関係上、アイワホーム前を通りません。そのため弊社前で大阪締めをしていただくことはありませんでしたが、もちろん同じ吹田のだんじり文化を受け継いできた大切な一町です。
川面町地車は嘉永7年、1854年の製作。吹田の大工・並河長兵衛兼廣によって建造されたことが分かっており、こちらも市指定有形民俗文化財です。
会社の前に来ていただいたことはもちろんうれしい。でも私たちが応援したいのは、アイワホームの前を通ってくれるだんじりだけではなく、吹田で受け継がれているだんじり文化そのものです。そこは、今回の記事でぜひお伝えしておきたいと思いました。
吹田という街には、いろいろな顔があります
「吹田」と聞いて、どんな街を思い浮かべるでしょうか。
万博記念公園。
千里ニュータウン。
江坂のオフィス街。
JRや阪急を使って大阪市内へ通勤しやすい住宅都市。
どれも吹田です。でもJR吹田駅から少し歩いて、内本町や高浜町、南高浜町、西の庄町あたりに入ると、また違った吹田が見えてきます。昔ながらの細い道があり、神社があり、商店街があり、古くからの町の名前があり、そこで暮らす人たちが守ってきた地車がある。新しく計画された街がある一方で、江戸時代から積み重なってきた街もある。この両方が同じ吹田市の中にあることが、吹田という街の面白さなのかもしれません。
私たちは住宅や不動産の仕事をしているので、土地を見るとどうしても面積や道路幅、用途地域、建ぺい率、容積率といったことに目が行きます。もちろん、それらは土地や家を考えるうえで大切な情報です。でも、そこで実際に暮らすことを考えるなら、それだけでは分からないものがあります。
どんな人が暮らしているのか。
どんな店があるのか。
どんな歴史があるのか。
そして、地域でどんな行事が受け継がれているのか。
それも含めて、その街の価値だと思います。
「地域密着」って、こういうことなのかもしれません
不動産会社や住宅会社が「地域密着です」と言うのは簡単です。私たちアイワホームも、吹田で長く住宅・不動産の仕事をしてきました。
でも地域密着というのは、吹田に会社があることだけではないと思っています。
地域のことを知る。
地域の人と関わる。
昔から続いてきたものを知る。
そして、これからも残ってほしいものを一緒に応援する。
昨日、会社の前に大きなだんじりが停まり、皆さんと大阪締めをしながら、そんなことを改めて感じました。
会社の前に立ち寄ってくださった西奥町、六地蔵、神境町、都呂須、浜の堂の皆さま、本当にありがとうございました。そして川面町をはじめ、吹田だんじり祭を支え、だんじり文化を守り続けている各町の皆さま、実行委員会の皆さま、関係者の皆さま。暑い中、本当にお疲れ様でした。来年もまた、吹田の街にあの掛け声と太鼓の音が響く夏を楽しみにしています。
今 利之(こん・としゆき)
アイワホーム株式会社 マーケティングディレクター
2005年入社、吹田の地で21年。リフォーム・メンテナンス、賃貸、工事部門など、現場の最前線で歩んできました。
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アイワホーム株式会社
本社:大阪府吹田市高浜町9-9 アイワステーションビルⅤ号館
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