長女の萌花ちゃんが一歳の時、アトピーとぜんそくがあることがわかり、 漠然としたマイホームへの取り組みが 切実なものに変わったご夫婦は「一日も早く自然素材を使った住まいを」と必死に取り組み ました。
「マンション住まいでしたが、何とか早く環境を変えてあげたいと必死でした。親にできることはこれくらいですからね」床と建具はすべて杉の板でこしらえ。壁には珪藻土を塗ることにしました。
「健康にいいという素材はできるだけ使うようにしました。リビングはもとより玄関ホール、洗面所、キッ チン、階段に至るまですべての床に杉の板を張りました。 風通しがよく、日当たりがいい部屋の配置に も苦心しましたね」
その成果で引越し後、萌花ちゃんのアトピーの症状は軽くなり、ぜんそくは治まりすっかり健康体に。麻紀さんも一角に自宅ショップである 念願のネイルサロンを開くことができました。
(主婦と生活社 美しい部屋別冊 「私の家づくり」より抜粋)
玄関の半円の高窓つきの窓は「トステム」の製品、外観のアクセントに。窓つきのドアは、住宅用の入り口。玄関灯は「キチュラー」のもの。外断熱の家にしたので、外壁材は湿気が抜けて結露ができない外断熱専用を使用。
2003年9月 完成!!
調理器具は、火を使わない I H型に。「永大産業」の引き出し型システムキッチンを採用。ブリックタイルを貼った入り口は、行きつけのイタリア料理店を参考にしたもの。2階のリビング横の畳コーナーをつくったことが安らげるポイント。日中は子供たちの遊び場コーナー に。建物の四方向に窓をつくったので、採光と風通しが良好。