こんにちは。
1990年の創業から36年、吹田の街で家づくりと向き合い続けてきたアイワホームの今利之です。

2026年という今、私たちの生活を取り巻く環境は大きく変わっています。

スーパーで買う食料品、電気代、ガス代、日用品。以前と同じように買い物をしているつもりでも、「あれ、こんなに高かったかな」と感じる場面が増えました。

そして、その影響は住宅にも確実に及んでいます。

吹田市周辺で新築戸建を検討されているお客様とお話ししていると、最近よく聞かれるのが、次のようなご相談です。

「新築で考えていたけれど、中古住宅を買ってリノベーションする方が現実的ですか?」

少し前までであれば、「予算に余裕があるなら新築」「予算を抑えるなら中古」という、比較的シンプルな考え方もありました。

しかし、今はそう簡単には判断できません。

この記事でお伝えしたいこと

  • 2026年の家づくりでは、新築と中古リノベを単純比較しにくくなっている
  • 新築には、性能・保証・将来の安心感という大きな価値がある
  • 中古住宅+リノベーションは、立地や総額面で現実的な選択肢になりやすい
  • 補助金制度は「使えるかも」ではなく、事前確認が重要
  • 大切なのは、物件価格だけでなく総額と将来費用まで含めて判断すること

建築資材の価格上昇、ナフサショックによる石油由来資材への影響、住宅ローン金利への不安、そして新築・リフォームそれぞれに関係する補助金制度。

家づくりを考えるうえで、見なければいけない要素がかなり増えています。

今回は、「中古住宅+リノベーション」と「新築」、今の物価高・補助金制度の中ではどちらがお得なのか。吹田で家づくりと不動産に関わってきた立場から、現場で感じていることも交えながらお話しします。

2026年、住宅価格が上がっている背景

ここ数年、住宅価格は大きく上がりました。

ウッドショック、円安、物流費の上昇、人件費の上昇、設備機器の価格改定。さまざまな要因がありますが、最近特に気になっているのが、ナフサショックの影響です。

ナフサは、石油化学製品の原料になるものです。

住宅には、石油由来の資材が数多く使われています。たとえば、ビニールクロス、樹脂系の部材、断熱材、接着剤、塗料、設備部材などです。

普段、お客様が家を見学されるときに「これはナフサ由来の資材ですね」と意識することはほとんどないと思います。

ただ、住宅の中には、見えないところも含めて、石油由来の素材がたくさん使われています。

そのため、ナフサや石油化学製品の価格が上がると、住宅価格にも影響が出やすくなります。

もちろん、すべての建材が一律に上がるわけではありませんし、今すぐ何もかもが手に入らなくなるという話でもありません。過度に不安を煽るつもりはありません。

ただ、現場で価格改定の案内や納期に関する情報を見ていると、「今までと同じ予算感で家づくりを考えるのは難しくなってきた」と感じる場面は増えています。

「新築しか考えていなかった方」に起きている変化

吹田市周辺で家を探される方の多くは、最初は新築を希望されます。

これは自然なことだと思います。

せっかく家を買うなら、自分たちの好みに合った間取りにしたい。最新の設備を入れたい。耐震性や断熱性にも安心したい。誰かが住んでいた家ではなく、まっさらな家で暮らしを始めたい。

こうした気持ちは、とてもよく分かります。

ただ、最近は見積もりや総額を見たときに、次のようなお声も増えています。

最近増えているご相談

「希望するエリアで新築を建てると、思っていたよりかなり高い」

「土地と建物を合わせると、予算を超えてしまう」

「月々の支払いを考えると、少し怖い」

特に吹田市は、エリアによって土地価格が高く、希望条件をすべて満たそうとすると、総額が大きくなりやすい地域です。

その結果、これまでは選択肢に入っていなかった「中古住宅+リノベーション」を検討される方が増えてきました。

私は、これは決して後ろ向きなことではないと思っています。新築が難しいから中古で我慢するのではなく、今の物価高の中で、自分たちの暮らしと予算を守るために選択肢を広げる。そう考える方が、これからの家探しには合っているように感じます。

新築住宅の価値は、やはり大きい

では、新築の価値が下がったのかというと、まったくそんなことはありません。

新築には新築の大きなメリットがあります。

新築の大きな強み

一番大きいのは、最初から今の暮らしに合わせて家をつくれることです。

間取り、収納、家事動線、コンセントの位置、窓の配置、断熱性能、耐震性能。こうした部分を、ご家族の暮らしに合わせて一から計画できるのは、新築ならではの強みです。

また、性能面でも安心感があります。

アイワホームでは、全棟標準で耐震等級3を取得する仕様にしています。耐震等級3は、住宅性能表示制度における最も高い耐震等級です。

地震が多い日本で長く安心して暮らしていただくために、私たちはここを大切にしています。

さらに、断熱性能や省エネ性能も、これからの家づくりでは非常に重要です。

物価高の時代は、建てるときの価格だけでなく、住んでからの光熱費も含めて考える必要があります。

断熱性能の高い家は、冷暖房効率が良くなりやすく、長い目で見れば家計への負担を抑えることにもつながります。

新築は初期費用だけを見ると高く感じるかもしれません。しかし、耐震性、断熱性、設備の新しさ、保証、将来のメンテナンス費用まで含めると、長期的な安心感がある選択肢です。

中古住宅+リノベーションは、吹田ではかなり現実的な選択肢

一方で、中古住宅+リノベーションにも大きな魅力があります。

特に吹田市のように、すでに住宅地として成熟しているエリアでは、更地の土地がいつでも豊富に出てくるわけではありません。

駅に近い場所、生活利便性の高い場所、昔から人気のある住宅地。こうしたエリアでは、新しく土地を探すよりも、中古戸建として出てくる物件を見た方が、選択肢が広がることがあります。

中古住宅+リノベーションの考え方

中古住宅を購入して、必要な部分をリノベーションする。

この方法であれば、立地を優先しながら、建物にも手を入れることができます。

もちろん、中古住宅は物件によって状態が大きく違います。築年数が浅く、構造や外壁、屋根の状態が良い物件もあれば、見た目はきれいでも、見えない部分に修繕が必要な物件もあります。

だからこそ、中古住宅は「安いから買う」ではなく、「総額で見て本当に無理がないか」を確認することが大切です。

中古住宅の価格だけを見て判断すると危険です。

購入価格に加えて、リノベーション費用、諸費用、今後10年以内に必要になりそうな修繕費まで見ておく必要があります。

たとえば、水回りだけを新しくするのか。外壁や屋根も手を入れるのか。断熱改修をするのか。耐震補強が必要なのか。配管や給湯器はどうか。

ここを購入前にある程度見通せるかどうかで、中古住宅+リノベーションの満足度は大きく変わります。

補助金制度は「使えるかもしれない」ではなく「事前確認」が大切

今の家づくりでは、補助金制度も気になるところです。

国の住宅省エネ関連の補助制度では、新築住宅だけでなく、リフォーム工事も対象になる制度があります。窓の断熱改修、高効率給湯器、省エネ設備の導入など、内容によっては補助金を活用できる可能性があります。

中古住宅+リノベーションの場合、窓の断熱改修や設備交換などが補助対象になるケースがあります。工事内容や条件によっては、リフォーム費用の一部を補助金で抑えられる可能性があります。

一方、新築でも、省エネ性能の高い住宅や一定の条件を満たす住宅であれば、補助制度の対象になる可能性があります。

ただし、ここで注意したいのは、補助金は「必ず使える」と決めつけてはいけないということです。

対象となる住宅性能、工事内容、契約時期、申請時期、登録事業者の条件、予算枠などによって、使えるかどうかは変わります。

ネットで見た情報では使えそうに見えても、実際の計画に当てはめると対象外だったり、申請時期が合わなかったりすることもあります。

ですので、補助金はあくまで「総額を考えるうえで確認すべき要素」として見ていただくのが良いと思います。

補助金を見るときの注意点

「新築だから得」

「中古リノベだから得」

と単純に考えるのではなく、自分たちの計画でどの制度が使える可能性があるのかを、早い段階で確認することが大切です。

新築と中古リノベ、判断基準はここです

では、結局どちらを選べば良いのでしょうか。

私が現場でお客様とお話しするときは、次のように整理することが多いです。

比較項目 新築が向いている方 中古住宅+リノベーションが向いている方
暮らし方 間取りや性能を一から考えたい 既存の建物を活かしながら、自分たちらしく整えたい
立地 土地探しに多少時間がかかっても、建物性能を重視したい 希望エリアや駅距離など、立地を優先したい
予算 初期費用は大きくなっても、長期的な安心感を重視したい 総額を抑えながら、必要な部分に優先順位をつけたい
メンテナンス 建てた後しばらく大きな修繕リスクを抑えたい 購入前に状態を確認し、必要な修繕も含めて計画したい
補助金 省エネ性能など新築向け制度を確認したい 断熱改修や設備交換などリフォーム向け制度を確認したい

この表を見ていただくと分かるように、どちらが絶対に得という話ではありません。

大切なのは、「自分たちが何を優先するか」です。

新しい家で安心して長く暮らしたいのか。希望する場所で、今の暮らしに合う家をつくりたいのか。月々の支払いをどこまでに抑えたいのか。将来の修繕費まで含めて、どのくらいの総額なら無理がないのか。

ここを整理せずに物件だけを見始めると、判断がぶれやすくなります。

アイワホームは、新築だけの会社ではありません

アイワホームというと、新築戸建の会社というイメージを持たれている方も多いと思います。

実際、私たちは吹田市を中心に、新築戸建の家づくりを数多く手がけてきました。

ただ、アイワホームは新築だけを扱っている会社ではありません。

新築戸建

土地探しから建物計画、性能や仕様の相談まで、家づくり全体を見ながらご提案します。

中古住宅・リフォーム

中古住宅のご紹介や、購入後のリフォーム・リノベーションのご相談にも対応しています。

つまり、新築を建てる場合も、中古住宅を購入してリノベーションする場合も、どちらも同じ会社の中で比較しながら相談していただくことができます。

これは、今の時代には大きな意味があると思っています。

新築だけを扱う会社に相談すると、新築前提で話が進みやすい。中古住宅の仲介だけを行う会社に相談すると、リノベーション後の費用や建物性能まで見えにくいことがある。

もちろん、会社によって違いはあります。

ただ、家づくりを総額で考えるなら、不動産、建築、リフォームをまとめて見られる相談先があることは、お客様にとって安心材料になるはずです。

たとえば、中古住宅を見に行ったけれど、リフォーム費用を足すと新築の方が良いかもしれない。

逆に、新築で探していたけれど、希望エリアに条件の良い中古住宅があり、リノベーションした方が暮らしに合うかもしれない。

こうした判断は、一方向から見ているだけでは難しいものです。

だからこそ、最初から「新築だけ」「中古だけ」と決めすぎず、両方を並べて比較することが大切です。

2026年の家づくりは、無理をしないことが大切

今の物価高の中で、家を買うことは以前より慎重な判断が必要になっています。

建築費が上がり、住宅ローンへの不安もあり、補助金制度も複雑です。

だからこそ、私は「無理をしない家づくり」が大切だと思っています。

新築が買えないから中古にする、という考え方ではなく、自分たちの暮らしにとって、本当に納得できる選択は何かを考える。

中古住宅は妥協ではありません。新築も贅沢とは限りません。

大切なのは、物件価格だけで判断せず、将来の修繕費、光熱費、補助金、住宅ローン、家族の暮らし方まで含めて考えることです。

吹田市周辺で家探しをされている方は、まずは選択肢を広げてみてください。

まず整理したいこと

新築で建てる場合はいくらかかるのか。

中古住宅を買ってリノベーションする場合はいくらかかるのか。

補助金は使える可能性があるのか。

月々の支払いは無理がないのか。

将来のメンテナンス費はどれくらい見ておくべきか。

こうしたことを、一つひとつ整理するだけでも、家探しの不安はかなり軽くなります。

新築か、中古住宅+リノベーションか。迷っている方へ

どちらか一方に決めつける前に、まずは総額で比較してみませんか。

アイワホームでは、新築戸建のご相談はもちろん、中古住宅のご紹介、リフォーム・リノベーションのご相談も承っています。

「まだ新築か中古か決めきれていない」

「今の予算で、吹田市周辺ではどんな選択肢があるのか知りたい」

「気になる中古物件があるけれど、リフォーム費用まで含めて判断したい」

「補助金制度について、今の自分たちの計画で使える可能性があるのか知りたい」

そんな段階でも大丈夫です。

家づくりは、最初の選択で将来の暮らし方が大きく変わります。新築か、中古住宅+リノベーションか。どちらか一方に決めつけるのではなく、ご家族にとって一番納得できる住まい探しを、吹田の街を知るアイワホームと一緒に進めていきましょう。

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